2019-12-16

ソフトバンク、独居高齢者の生活を守る「みまもりサービス」を提供開始 「MaBeeeみまもり電池」の活用も  

2019年12月10日、ソフトバンクは高齢者の安否を遠隔から確認できる「みまもりサービス」を12月19日より提供開始することを発表した。会見ではソフトバンクよりサービスの概要説明があった後、サービス内で利用されているコネクティッドバッテリーの紹介もあった。

独居高齢者の生活を見守る

今回、ソフトバンクが提供を開始する「みまもりサービス」とは、家族と離れて暮らす独り暮らしの高齢者の行動状況をスマートフォンのアプリから確認できるというサービスだ。

「みまもりサービス」をスタートした背景およびサービスの概要について、ソフトバンク 常務執行役員 寺尾洋幸氏(トップ画像)から説明があった。

そもそも「みまもりサービス」を立ち上げたきっかけは独居高齢者の増加があるという。現在、日本では600万人の高齢者が独り暮らしをしているという状況がある。この高齢者とその家族をつなぐサービスを作りたい、とソフトバンクは考えたそうだ。

この「みまもりサービス」はスマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば、キャリアに依らず誰でも利用できるサービスになっている。アプリを通じて確認できる情報は2つある。

1点目はスマートフォンから取得する情報。見守られる側=高齢者が所有するスマートフォンのロック解除や充電の状態を、見守る側=高齢者の家族がアプリを介して確認することができる。あるいは歩数計の機能で、高齢者がいつの時間に体を動かしたのかをチェックできる。一定時間、高齢者による操作が検知できない場合は、家族に通知が自動送信される機能も付いている。

2点目は家電の使用状況。ノバルスの開発したコネクティッドバッテリー「MaBeeeみまもり電池」をセットした家電が動いているかどうかの状況をアプリで確認し、例えば高齢者が「決まった時間にテレビを観ているはずなのに、テレビのリモコンが動いていない」と家族が安否を判断できるようにする。こちらも上記と同様に、一定期間の操作が確認できない場合に通知が来る仕組みになっている。

下記写真は会見後にデモンストレーションとして表示された、スマートフォンや家電の状態から高齢者の行動履歴をチェックする画面だ。例えば15:00にテレビのリモコンが使用されていることが分かる。これで見守る側は「いつものお昼の番組を観ているので、元気に過ごしている」ということを確認できるのだ。

サービスの利用料金については、見守られる側は月額無料。見守る側については月額無料のシンプルプランと、月額980円の基本プランがある。シンプルプランでは見守る対象が1人までで、24時間分の行動履歴が確認できる。基本プランは見守る対象は2人まで可能で、1年分の行動履歴確認・電話での安否通知・見守る側への通知の機能が利用できる。なお、ワイモバイルユーザーには基本プランを月額480円で利用できる特典があるそうだ。

電流をモニタリングする「MaBeeeみまもり電池」

家電の使用状況把握のために利用される「MaBeeeみまもり電池」については、ノバルス 代表取締役 岡部顕宏氏から説明があった。

ノバルス 岡部顕宏氏

もともとノバルスは電力量の調整や通電状況をモニタリングできる電池「MaBeee」シリーズを開発している企業である。(「MaBeee」についてはこちら)「MaBeee」シリーズには玩具をコントロールするタイプの「MaBeeeコントロールモデル」と、プログラミングソフトスクラッチと接続可能な「MaBeeeコントロールモデル for scratch」がある。

「MaBeeeコントロールモデル」が電池出力のコントロール機能を持っているのに対し、「MaBeeeみまもり電池」は電池電流のモニタリング機能を持っているという。

なぜノバルスは「MaBeeeみまもり電池」を開発・提供をしようと考えたのか。そこには「アクティブシニア」と呼ばれる独り住まいの高齢者が増加しているという背景がある。

現在、介護認定を受けていない独居高齢者の人口が600万人も昇る一方で、東京都内で発生した孤独死のうち37.5%が60歳~69歳と、まだまだ若い60代でも孤独死が多いという統計がある。普段は元気な「アクティブシニア」でも、ある日突然不幸に見舞われる可能性は大いにあるのだ。

こうした不慮の事態を避けるため、まだ高齢者が元気なうちから早めの対策を行っておきたい。しかし従来の見守り製品は専用機器が必要である、取り付ける際に工事が必要であるなどといった手間がかかるという。また、カメラなどのソリューションは場合によっては「監視されている」といったストレスを高齢者自身に与えることもあるそうだ。

そういった状況を踏まえ、ノバルスは電池一本で簡単に見守りが出来る「MaBeeeみまもり電池」を開発した。利用法は、まず下記写真のように市販の単4電池を「MaBeeeみまもり電池」にはめ込んで、リモコンなどの家電製品にセットする。電流の状態を「MaBeeeみまもり電池」内のセンサーが感知し、Bluetooth通信によってスマートフォンに電流の状態を知らせる。

会見では既存の見守りサービスと「MaBeeeみまもり電池」を用いたサービスの違いについても、下記の図を参照しながら説明があった。

図ではコストを横軸の基準に据え、プライバシーへの影響、言い換えれば「高齢者の尊厳を傷つけていないかどうか」を縦軸の基準に据えている。この図にしたがえば「みまもり電池」は低コストかつ監視のストレスといったプライバシーへの影響も少なく高齢者を見守るサービスになっている。

ユースケースとしては、
・LED照明リモコン:就寝の時間から生活の変化をチェック
・センサー付き芳香剤:トイレに行く回数を確認
・屋外センサーライト:徘徊の心配を確認
といった例が挙げられていた。

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横浜市

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I▢TOP横浜とは、横浜市が2017年4月に立ち上げた横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、IoT等を活用したビジネス創出に向けた交流・連携、プロジェクト推進、人材育成等の場となる「IoTオープンイノベーション・パートナーズ」のことです。

株式会社NTTドコモ

様々なメーカーのIoT機器を一元的に管理、制御可能なIoTアクセス制御エンジン技術を、セミナーなどを通じて提供するとともに、実証実験施設として「IoTスマートホーム」を提供しています。また、IoT機器メーカーなどと協力し、IoTアクセス制御エンジン技術を活用した数多くのIoTサービスの創出を支援してまいります。

and factory株式会社

日本初のスマートホステル「&AND HOSTEL」のプロデュース経験とプラットフォームアプリ「&IoT」の開発実績を活かし、IoTスマートホームの居住者のユーザー体験設計と、居住者に便利に快適に生活してもらうためのアプリ開発を行っております。また、今後協業する企業との事業検討、企画を行い、実証実験から事業化を推進し、IoTスマートホームを普及させていく役割を担っています。

富士通コネクテッドテクノロジーズ

長年のスマートフォン開発で培ったセンシング技術、音声認識技術を応用し、居住者に健康な生活を送っていただくために、居住者の健康状態(ストレス、血管年齢、心拍数)を測定しアドバイスを提供するデバイスを開発を行いました。健康をアドバイスするエージェントデバイスをIoTスマートホーム内に設置しております。

相鉄グループ

相鉄沿線での低未利用地を活用し、実証実験の場を提供するほか、相鉄グループの各事業との連携も含めて協力してまいります。相鉄グループは、”相鉄いずみ野線沿線 環境未来都市”「誰もが住みたい、住み続けたいと思える持続可能なまちづくり」に取り組んでいます。 今後も沿線の魅力や暮らしやすさを高める取り組みを関係者と一体となって実施してまいります。

凸版印刷

凸版印刷は、「住まいは、くらす人と対話する存在へ」をコンセプトに「トッパンIoT建材シリーズ」を開発しております。本プロジェクトでは、開発中のトッパンIoT建材シリーズをIoTスマートホームに導入し、さりげなく「見守り」、「居住者が家と対話」をしながら便利にくらすなど、建材としてストレスフリーな生活を支える検証をしてまいります。

foo.Log

自社サービスで蓄積した食事に関する膨大な記録データと東京大学と共同研究している最先端の画像解析技術を元に写真に写った食事メニューを推定する機能と食事に関連するアドバイスを提供する機能をIoTスマートホームに提供しています。今後はIoTスマートホームで蓄積した新たなデータから、IoT機器と連携した使いやすい機能の開発を進めて参ります。

資生堂

デバイスで操作できる化粧品吐出デバイスを設置し、他の各種環境センシングおよび生活行動ログ等との関連性を検討することで、美容のよい空間をづくりを目指してまいります。

グリーンブルー

環境調査、環境モニタリングで培った測定技術をベースに、各種測定器、センサーを用いて、IoTスマートホーム居住者の日常生活に伴う環境影響(PM2.5、CO2、VOC等)を測定し、収集データの解析・評価をしています。快適な住環境の創造に向けて、“空気”の視点から各社デバイスとの関連性を追究し、新サービスの創出に取り組んでまいります。

三和シヤッター工業

社会のニーズや生活スタイルに適応した商品をラインナップすることに積極的に取り組み、より良い未来の住環境づくりに協力したいと考えております。本プロジェクトでは各種デバイスで操作できる窓シャッターを提供しています。

SMK

これまでのコネクタ、タッチパネル、スイッチ、リモコン、RF通信モジュールなどの主力ビジネスに加え、最近の取り組みとして、パートナー様との協業やオープンイノベーションの推進によるIoT関連の新規事業創出を積極的に進めています。本プロジェクトでは、BLEを利用した「見守りセンサー」を設置し、お部屋にいる方の活動の有無や出入りをモニターするシステムをご提供しております。

アイホン株式会社

アイホンはインターホン専門メーカーとして、住まう人一人ひとりが快適で安全に過ごせるコミュニケーションシステムを提供しています。このプロジェクトではIoTスマートホームとインターホンがつながることで新たなサービスを創出し、魅力ある製品開発へ活かしてまいります。

株式会社アロマジョイン

世界初の香り制御装置「アロマシューター」の開発・製造及び販売

株式会社ニチベイ

当社は、ブラインド・ロールスクリーンと間仕切りの専門メーカーです。光と熱のコントロールを通じて「快適な住空間づくり」に取り組んでいます。本プロジェクトでは、当社の電動製品を様々な機器と連携することにより、窓まわりのIoT化に貢献してまいります。

株式会社フィッツコーポレーション

「豊かさが香るものづくり」をビジョンとし、オリジナルブランドのフレグランスアイテムの企画開発・販売、海外ブランドの日本正規代理店として輸入・販売を行う。現在約40ブランドを取扱い、百貨店からコンビニエンスストアまで幅広い流通展開が特徴。現在、「快適な眠り空間をサポートする香り」を杏林大学脳科学 古賀教授とともに、「眠りと香り」について被験者テストなどを通じて開発中。

株式会社TAOS研究所

複合型高精度センサーの開発と生体データに含まれるカオス(=僅かなゆらぎ変調)解析の融合技術により早期に体調の変調を察知・予知する睡眠センサー(AiSleep)を開発し製品化につとめてきました。高齢者の見守りをはじめ、居住者の健康状態(心拍・呼吸・脈波)をプライバシ保護など気にせず、非接触でセンサーの上に寝るだけで状態を可視化・解析するデバイスをIoTスマートホーム内に設置しております。睡眠からのアプローチで安心・安全そして健やかな暮らしの実現に取り組んでいます。

美和ロック株式会社

鍵・錠前および総合セキュリティ機器メーカーとして、高品質な製品・サービスのご提供により、生命・財産を守り、安心で快適な社会づくりに貢献したいと考えております。本プロジェクトではIoTに対応したスマートロックを設置し、未来の家にふさわしいロックの製品開発へ活かしてまいります。

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軽くて着心地が良く、洗濯も可能な普通の「服」でありながら、着るだけで動きや生体情報を取得できるスマートアパレル「e-skin」を通じて、日常生活における楽しみや利便性を向上し、さらに安心安全な社会の実現に貢献するための「予防医療」に繋がる製品やサービスを開発、提供しています。

株式会社フィリップス・ジャパン

フィリップスは、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。本プロジェクトでは電動歯ブラシ『ソニッケアー』をIoTスマートホームに導入し、ブラッシングの力加減や歯磨きの時間のモニタリング、磨き残しの可視化等を通して、居住者の自発的な『健康な生活』への行動変容を促す仕組み作りに取り組んでいきます。

株式会社博報堂DYアウトドア

スマートホームとこれを取り巻く地域コミュニティにおけるコミュニケーションのあり方をテーマとして、生活を支援し豊かにする未来のコミュニケーションサービスの開発を支援してまいります。