2019-09-13

コンシューマー向けIoTの世界動向から見る日本でのニーズ ー東京インターナショナルギフトショーレポート

2019年9月3日〜5日、東京ビッグサイトにて東京インターナショナルギフトショーが開催された。世界中のIoT商品の流通から、オリジナルのIoT家電の企画/開発/販売を行っているプラススタイル株式会社 取締役社長 近藤 正充氏による「家電のloT化がもたらす未来のスマートライフ」と題した講演を紹介したい。

スマート家電の現状と今後の市場価値

まず近藤氏から、IoT・スマート家電の認知度や普及率を世界と比較しながら説明がなされた。

日本でのIoTの認知度は82.4%(三菱UFJリサーチ調べ)でありながら、普及率は5.3%と、認知はされているがまだ実用段階に入っていない現状について述べた。

コンシューマー向けIoTの世界動向から見る日本でのニーズ ー東京インターナショナルギフトショーレポート

一方世界のIoTの導入率(情報通信白書)は、2015年時でアメリカが40%を超え、日本、イギリス、ドイツ、中国、韓国は10%〜と20%とアメリカが突出している。

そして2020年度の推移予測では、諸外国がアメリカと並び80%程度まで伸びるのに対し、日本は50%程度と大きく遅れをとる予測がされている。

この遅れを象徴する例がスマートスピーカーの所有率(アクセンチュア調べ)である。日本は中国、ブラジル、メキシコ、アメリカ、インドと比べ、半数以下と大きく差が出ている。

さらに日本国内でのスマート家電の市場調査(マクロミル調査)では、スマート家電を知っていると答えたのは16.5%で、現在利用中6.2、購入予定あり13%といずれも低い水準となっている。

その理由について近藤氏は、「日本は諸外国と比べて家電の能力が非常に高く、一度購入するとなかなか買い換えるという機会が少ない。」と述べ、なぜスマート家電を使っていないのかという市場調査(プラススタイル調べ)では、「費用面」が圧倒的な理由となっており、次いで「自分がやりたいことと違う、特にやりたいことだと思わないから」「接続や設定が面倒・難しそうだから」と続く。

コンシューマー向けIoTの世界動向から見る日本でのニーズ ー東京インターナショナルギフトショーレポート

こうしたことから、近藤氏は、「世界の消費者がIoTを所有していく流れと日本での遅れは参入の機会だ」と語り、課題である費用面を解決するためにプラススタイルでは低価格な商品の開発を行っているという。

また、日本特有のニーズに応えるため、日本の家具に合わせた大きさのスマートロボット掃除機の開発や、日本での消費がほとんどであるE17(口金のサイズ)電球のスマート化などを展開している。

IoT商品を様々な業界で販売していく

そしてプラススタイルでは、自社がIoT商品を作る過程の中で見えてきた課題や必要不可欠な部分を抽出し、他社がIoT商品を作っていく際のサポートサービスも行なっている。

これはモジュール選定から出荷量産までをサポートするものだが、中でもモジュール選定・アプリ開発をwebツールで行い、通常1ヶ月程度かかる工程を15日で行うことができることが特徴だ。

コンシューマー向けIoTの世界動向から見る日本でのニーズ ー東京インターナショナルギフトショーレポート

特に家具や雑貨、ファッションなど、IoTとかけ離れた分野での開発が行えるようにこうした取り組みを行っているという。

そして近藤氏は、「IoT商品は消費者が便利になるということはもちろんだが、企業がコンシューマー向けIoT商品を製造するメリットもある。」と説明した。

例えば製品開発のためのデータ収集の容易性(適切な許可や管理が必要)や、万が一リコール対象商品が出た際にソフトウェア側から使用できなくしたり、回収・交換の情報を商品にポップアップさせたりすることで、手間やコストの削減に大きく貢献するという。

記事提供元

IoT NEWS
https://iotnews.jp

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横浜市

「未来の家プロジェクト」は横浜市が立ち上げた「I▢TOP(アイトップ)横浜」の個別プロジェクトの一つであり、IoTスマートホームを用いた実証実験を通じて、高齢者の独り暮らしや災害時の対応といった社会課題の解決や新規ビジネス創出を目指します。また、横浜市は本プロジェクトに協業していただける企業への呼びかけや実証実験の場の提供に向けた調整を行います。

I▢TOP横浜とは、横浜市が2017年4月に立ち上げた横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、IoT等を活用したビジネス創出に向けた交流・連携、プロジェクト推進、人材育成等の場となる「IoTオープンイノベーション・パートナーズ」のことです。

株式会社NTTドコモ

様々なメーカーのIoT機器を一元的に管理、制御可能なIoTアクセス制御エンジン技術を、セミナーなどを通じて提供するとともに、実証実験施設として「IoTスマートホーム」を提供しています。また、IoT機器メーカーなどと協力し、IoTアクセス制御エンジン技術を活用した数多くのIoTサービスの創出を支援してまいります。

and factory株式会社

日本初のスマートホステル「&AND HOSTEL」のプロデュース経験とプラットフォームアプリ「&IoT」の開発実績を活かし、IoTスマートホームの居住者のユーザー体験設計と、居住者に便利に快適に生活してもらうためのアプリ開発を行っております。また、今後協業する企業との事業検討、企画を行い、実証実験から事業化を推進し、IoTスマートホームを普及させていく役割を担っています。

富士通コネクテッドテクノロジーズ

長年のスマートフォン開発で培ったセンシング技術、音声認識技術を応用し、居住者に健康な生活を送っていただくために、居住者の健康状態(ストレス、血管年齢、心拍数)を測定しアドバイスを提供するデバイスを開発を行いました。健康をアドバイスするエージェントデバイスをIoTスマートホーム内に設置しております。

相鉄グループ

相鉄沿線での低未利用地を活用し、実証実験の場を提供するほか、相鉄グループの各事業との連携も含めて協力してまいります。相鉄グループは、”相鉄いずみ野線沿線 環境未来都市”「誰もが住みたい、住み続けたいと思える持続可能なまちづくり」に取り組んでいます。 今後も沿線の魅力や暮らしやすさを高める取り組みを関係者と一体となって実施してまいります。

凸版印刷

凸版印刷は、「住まいは、くらす人と対話する存在へ」をコンセプトに「トッパンIoT建材シリーズ」を開発しております。本プロジェクトでは、開発中のトッパンIoT建材シリーズをIoTスマートホームに導入し、さりげなく「見守り」、「居住者が家と対話」をしながら便利にくらすなど、建材としてストレスフリーな生活を支える検証をしてまいります。

foo.Log

自社サービスで蓄積した食事に関する膨大な記録データと東京大学と共同研究している最先端の画像解析技術を元に写真に写った食事メニューを推定する機能と食事に関連するアドバイスを提供する機能をIoTスマートホームに提供しています。今後はIoTスマートホームで蓄積した新たなデータから、IoT機器と連携した使いやすい機能の開発を進めて参ります。

資生堂

デバイスで操作できる化粧品吐出デバイスを設置し、他の各種環境センシングおよび生活行動ログ等との関連性を検討することで、美容のよい空間をづくりを目指してまいります。

グリーンブルー

環境調査、環境モニタリングで培った測定技術をベースに、各種測定器、センサーを用いて、IoTスマートホーム居住者の日常生活に伴う環境影響(PM2.5、CO2、VOC等)を測定し、収集データの解析・評価をしています。快適な住環境の創造に向けて、“空気”の視点から各社デバイスとの関連性を追究し、新サービスの創出に取り組んでまいります。

三和シヤッター工業

社会のニーズや生活スタイルに適応した商品をラインナップすることに積極的に取り組み、より良い未来の住環境づくりに協力したいと考えております。本プロジェクトでは各種デバイスで操作できる窓シャッターを提供しています。

SMK

これまでのコネクタ、タッチパネル、スイッチ、リモコン、RF通信モジュールなどの主力ビジネスに加え、最近の取り組みとして、パートナー様との協業やオープンイノベーションの推進によるIoT関連の新規事業創出を積極的に進めています。本プロジェクトでは、BLEを利用した「見守りセンサー」を設置し、お部屋にいる方の活動の有無や出入りをモニターするシステムをご提供しております。

アイホン株式会社

アイホンはインターホン専門メーカーとして、住まう人一人ひとりが快適で安全に過ごせるコミュニケーションシステムを提供しています。このプロジェクトではIoTスマートホームとインターホンがつながることで新たなサービスを創出し、魅力ある製品開発へ活かしてまいります。

株式会社アロマジョイン

世界初の香り制御装置「アロマシューター」の開発・製造及び販売

株式会社ニチベイ

当社は、ブラインド・ロールスクリーンと間仕切りの専門メーカーです。光と熱のコントロールを通じて「快適な住空間づくり」に取り組んでいます。本プロジェクトでは、当社の電動製品を様々な機器と連携することにより、窓まわりのIoT化に貢献してまいります。

株式会社フィッツコーポレーション

「豊かさが香るものづくり」をビジョンとし、オリジナルブランドのフレグランスアイテムの企画開発・販売、海外ブランドの日本正規代理店として輸入・販売を行う。現在約40ブランドを取扱い、百貨店からコンビニエンスストアまで幅広い流通展開が特徴。現在、「快適な眠り空間をサポートする香り」を杏林大学脳科学 古賀教授とともに、「眠りと香り」について被験者テストなどを通じて開発中。