体験者の情報を読み取るインタラクティブミラー
IoTメーカーのワントゥーテンドライブは、体験者のデータを元に商品をレコメンドする鏡「Mirranda(ミランダ)」を開発した。鏡の前に立った体験者の表情・年齢・性別を読み取るという。
本体の大部分は鏡面で占められており、筐体右上に設置されたボタンにより操作を行なう。これは、鏡面のタッチ操作にしてしまうと、指紋がつくことによってメンテナンスが頻繁に必要になってしまうことを避けるため。

筐体はアクリル製または木製のものが用意されており、設置場所に応じて壁掛けタイプと台に置くタイプを選ぶことができる。
商業施設などへの導入を想定しており、店舗の入り口や休憩所など様々な場所で顧客の購買意欲を刺激し、売上の向上を目指すという。将来的にはミラーの前に立ち止まった体験者の情報を店舗に送信し、データベース化することも検討しており、マーケティングの材料として役立つことも視野に入れているとのこと。
Mirrandaには大きく分けて4つのモードがある。
レコメンドモード
・待機状態
ミラーの前に体験者が立つまでの間、画面には体験者を案内するためのおしゃべり誘導物体「beri」を表示して来店客の注意を引く。

・笑顔度測定
体験者がミラーの前に立つと、時間帯に応じた挨拶とともに、「今からあなたの笑顔を測定しますね」という音声の後に、笑顔の測定を行なう。体験者の表情を測定し、「今日のラッキースコア」を表示する。

・商品レコメンド
ラッキースコア・年齢・性別から最適な商品とそれを購入できる店舗をマップ付きでレコメンドする。

その他のモード
・Mirrorモード
通常の鏡として使用できる状態。

・Weatherモード
3時間ごとおよび、3日後までの天気予報を表示する状態。

・Newsモード
各種ニュースサイトからリアルタイムでニュースを表示する状態。

IoT Today
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