スマートスピーカーでお坊さんが呼べる? 注目のClovaスキル
6月28日、株式会社よりそう(以下、よりそう)はLINEの音声アシスタント「Clova」スキルストアで僧侶4名の法話(各3種)が聞ける「3分法話」スキルと、同社が運営する定額の僧侶手配サービス「お坊さん便」への問い合わせを行なえるスキルを7月下旬以降より配信開始することを発表した。スキルの詳細は以下の通り。
1.僧侶4名の法話が聞ける「3分法話スキル」
Clova搭載端末に向かって「ねぇClova、3分法話を開いて」と話しかけると、スキルが起動し、「今の気持ちを3つから選んでください」と反応。
「迷い・悲しさ・怒り」の3つの感情から選択することで、その時の気持ちに寄り添った法話を聞くことが可能だ。なお、法話は僧侶4名分、計12話収録されており、感情を選択すると4人の法話の中からランダムに再生される。

2.お坊さん便を呼べる「僧侶手配」スキル
葬儀や法要の際、対応端末に話しかけることで「お坊さん便」を手配することができる。「ねぇClova、僧侶手配を開いて」と話しかけるとスキルが起動。
続いて「お坊さんを呼んで」と話しかけ、葬儀・供養・戒名授与の3つの目的の中から希望のサービスを選択して連絡先の電話番号を伝えると、コールセンターから電話が掛かってきて、お坊さん便の依頼を行うことができる。
「よりそう」は、前述の「お坊さん便」や定額葬儀サービス「よりそうのお葬式」を運営する話題のベンチャー企業。今回のスキル配信は、僧侶をより身近にすることを目的に、現代社会における僧侶の可能性を探求するために立ち上がった「お坊さん便ラボ」の第一弾プロジェクト。
先日発表されたばかりの「Clova Extensions Kit」ならびに「Clovaスキルストア」の初期パートナー34社中の1社が「よりそう」というわけだ。今後も、こうした一見ITとは縁遠そうな分野とスマートスピーカーとの融合により、ユニークなスキルが生まれることに期待したい。
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