2018-05-22

金沢工業大、e-テキスタイル技術とIoTスマートシューズで地域高齢者の健康と見守りを支援

金沢工業大学は、同大学が研究代表となり応募した「地域高齢者の健康と生活空間の見守りを支援するe-テキスタイル技術を用いた歩容センサークラウドシステムの研究開発」が、総務省平成30年度「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」重点領域型研究開発 ICT重点研究開発分野推進型3年枠に選定されたと発表した。

同取組では、靴の中敷に装着したテキスタイルセンサーを通じて歩行時の特徴を検出するウェアラブルな歩容センサーを開発。さらに歩容センサーとクラウドシステムを連携させることで高齢者に対する健康支援と、家族や自治体などよる見守り支援機能を有するICTシステムインフラの構築を目指す。

これにより高齢化や過疎化が進む山間部の高齢者の健康寿命の延伸と、外出機会の増加に伴う認知症予防や骨粗鬆症予防が期待されるという。

超高齢化社会が進行し、日本が目指すべき高齢者の健康観が「活動的な85歳」へとシフトする中、転倒予防や要介護・寝たきり予防、ロコモティブシンドローム(運動器の障害による移動機能の低下)予防、老衰や筋力低下などの虚弱予防といった、健康寿命の延伸を目的としたさまざまな施策が実施されている。

しかしながら、その多くは転倒予防教室や介護予防教室といった施設通所型のアプローチであるため、自治体が地域の高齢者全体に展開するには人的な面や経済的コストの面で限界があるという。

このほど、総務省の事業に選定された「e-テキスタイル技術を用いた歩容センサークラウドシステムの研究開発」は、近年進歩してきたICTやIoT向けの無線通信技術であるLPWAなどの先端技術を活用して、日常生活の中で自然な形で無理なくデータを収集するモニタリング型・センサー型アプローチにより、健康寿命の延伸を目指すものだ。

また高齢者の行動範囲の広さや身体活動量の多さは認知機能の低下と密接な関係があり、日光浴時間と運動量は骨密度や骨量の保持とも関係していることから、同取組により高齢者の身体活動量の増加や外出機会の増加を促進できれば、多くの地域住民の認知症予防や骨粗鬆症予防への効果も期待される。

【関連リンク】
金沢工業大学(KIT)

記事提供元

IoTニュース:IoT NEWS
https://iotnews.jp

関連記事
タグ
IoT NEWS
IoT/AIに関する事例と最新ニュース、インタビュー、知見など、企業のデジタルトランスフォーメーションに役立つ情報を提供いたします
関連記事
ランキング
タグ一覧
マガジン
未来の家PJ
人気の記事を集めました
未来の家 マガジンのキーワード一覧
未来の家をつくるために役立つ情報を紹介
未来の家プロジェクトからのお知らせ
PROJECT MEMBER

横浜市

「未来の家プロジェクト」は横浜市が立ち上げた「I▢TOP(アイトップ)横浜」の個別プロジェクトの一つであり、IoTスマートホームを用いた実証実験を通じて、高齢者の独り暮らしや災害時の対応といった社会課題の解決や新規ビジネス創出を目指します。また、横浜市は本プロジェクトに協業していただける企業への呼びかけや実証実験の場の提供に向けた調整を行います。

I▢TOP横浜とは、横浜市が2017年4月に立ち上げた横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、IoT等を活用したビジネス創出に向けた交流・連携、プロジェクト推進、人材育成等の場となる「IoTオープンイノベーション・パートナーズ」のことです。

株式会社NTTドコモ

様々なメーカーのIoT機器を一元的に管理、制御可能なIoTアクセス制御エンジン技術を、セミナーなどを通じて提供するとともに、実証実験施設として「IoTスマートホーム」を提供しています。また、IoT機器メーカーなどと協力し、IoTアクセス制御エンジン技術を活用した数多くのIoTサービスの創出を支援してまいります。

and factory株式会社

日本初のスマートホステル「&AND HOSTEL」のプロデュース経験とプラットフォームアプリ「&IoT」の開発実績を活かし、IoTスマートホームの居住者のユーザー体験設計と、居住者に便利に快適に生活してもらうためのアプリ開発を行っております。また、今後協業する企業との事業検討、企画を行い、実証実験から事業化を推進し、IoTスマートホームを普及させていく役割を担っています。

相鉄グループ

相鉄沿線での低未利用地を活用し、実証実験の場を提供するほか、相鉄グループの各事業との連携も含めて協力してまいります。相鉄グループは、”相鉄いずみ野線沿線 環境未来都市”「誰もが住みたい、住み続けたいと思える持続可能なまちづくり」に取り組んでいます。 今後も沿線の魅力や暮らしやすさを高める取り組みを関係者と一体となって実施してまいります。

富士通コネクテッドテクノロジーズ

長年のスマートフォン開発で培ったセンシング技術、音声認識技術を応用し、居住者に健康な生活を送っていただくために、居住者の健康状態(ストレス、血管年齢、心拍数)を測定しアドバイスを提供するデバイスを開発を行いました。健康をアドバイスするエージェントデバイスをIoTスマートホーム内に設置しております。