2018-07-30

家の一部分だけを貸し出せる!? 注目の物置シェアで収入ゲット

7月25日、物置のシェアリングエコノミーサービス「モノオク」を運営するモノオクが、ANRIより数千万円規模の資金調達を実施した。

「モノオク」は、使っていない部屋や押し入れなどの余ったスペースを活用したい人と、荷物の置き場に困っている人とをつなぐシェアサービス。今回の資金調達によりスペース数の拡大と更なる事業基盤の強化を図るという。個人間で空きスペースの貸し借りをすることから「物置のAirbnb」とも呼ばれており、2018年3月のフルリニューアル後、ますます注目が集まっている。

使い方は簡単だ。まず「モノオク」のサイト(※)で住所を入力すると、その近辺のスペース一覧や30日間あたりの目安の料金が表示される。スペースの詳細画面では、おおよその所在地や置ける荷物の種類、荷物の受け取り方法を確認できる。場合によっては「スペースのほとんどを使用する場合」、「スペースの半分程度を使用する場合」、「スペースの4分の1程度を使用する場合」など、料金が細かく設定されている場合も。

これというスペースが見つかったら、「ホスト」と呼ばれる貸し主に、メッセージで預けたい荷物や期間について相談。ホストからそれに応じた見積りが送られてくるので、納得したらお金を支払い取引成立となる。あとは指定した日時に合わせて荷物を送るか、直接預けに向かう(利用できる荷物の預け方はスペースによって異なる)。

 

他人の家に荷物を預けるということで、気になるのが保証。モノオクでは預けている荷物が破損・紛失・盗難されてしまった場合に備え、最大10万円(免責金額3,000円)までの補償が提供されている。これは自動ですべての取引に適用されるため、別途保険料を払う必要はない。

また、スペースを貸すホスト側も、予期せぬ事故や災害に備えて荷物の保険を申請することが可能だ。ただし、サービス内で確認が不可能な荷物や、「取引ができない荷物」としてあらかじめスペース利用を禁止されている荷物は保証の対象外となる。

スペースを借りる側からすれば、引っ越しで一時的に荷物を置く場所が欲しいときなど、トランクルームよりも安い相場で荷物を預けられる。スペースを提供する「ホスト」側にしても、空いたスペースを有効活用して収入が得られる上に誰かの役に立つことができる、双方にとって魅力的なサービスだ。

 

とはいえ既存のトランクルームにもメリットはある。例えば24時間365日、誰にも気兼ねすること無く荷物の出し入れをしたい場合や、温湿度管理にこだわりたい場合などは、そうした設備の整った専用のトランクルームを選んだ方が良いだろう。

保証があるとはいえ、こうしたサービスは個人間取引である以上、ユーザーの善意に頼る部分も大きい。今後のサービス拡大に伴い利用ルールも適切に更新されていくと考えられるが、トラブル回避のためにはユーザー側もあらかじめ明確な利用目的やメリット、デメリットをはっきりさせておく必要がありそうだ。

さらに、同社は今後、空き家を物置としてシェアすることで、社会的課題となっている空き家問題の解決にも取り組んでいきたいとしている。また近々、荷物の置き場所の悩みをより簡単かつスピーディーに解決するための「モノオクハブ」という新機能の実装も予定されており、今後の展開にも期待したい。

「持たない」価値観が注目され、フリマアプリなどを利用した個人間取引が盛り上がる今、「モノオク」は時流に乗ったサービスと言えるだろう。この先、何を「シェア」するサービスが現れるのか、市場から目が離せない。

(※)モノオク https://monooq.com/
 

記事提供元

IoT Today
http://iottoday.jp/

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